集英社
バツイチの利保子は、4人の男と付き合っていた。好みの顔をした年下の里村、気前のいい吉塚、会話の楽しい小寺、体の相性のいい幸坂。ひとりに丸ごと求めるのではなく、気に入ったところだけを見ていれば、落胆することはない。それなりに楽しい時間が過ごせるのだ。そう思う一方で、つねに満たされない自分も感じていた。4人との関係にも少しずつ亀裂が生じ、最後に利保子が選ぶ道は…。
著:藤堂志津子
サイズ:15.3×10.7×1.2㎝
文庫本
憧れの東京で洋裁学校に通う恵子が出会ったモデルのゆい子。鮮烈な魅力を放つゆい子に強く惹かれた恵子は同じモデルクラブに所属することになり…。高度成長期の東京の華やぎのなか、虚飾の世界で短い青春を燃やし尽くすように生きた女たちの輝き、去りゆく六〇年代の神話的熱狂とその果ての悲劇を鮮やかに描ききる力作長編。
著:林真理子
サイズ:15.4×10.7×1cm
文庫本
男と並んで愛誓うより、女と並んで笑いを取る、それが二人のしあわせなのだ!駆け出しの漫才コンビ、『アカコとヒトミ』。超貧乏で彼氏なし、初ライブは全く受けずに大失敗。おまけにセクハラ野郎の先輩芸人を殴り倒して大目玉。今はぜんぜんさえないけれど、いつかはきっと大舞台。体に浴びます大爆笑―。夢と笑いとパワーあふれる傑作青春小説。第16回小説すばる新人賞受賞作。
著:山本幸久
サイズ:15.4×10.7×1.2cm
文庫本
カバーに少しいたみあり
元始、日本は妖怪の国であった。彼らはこの国のあらゆる場所に暮らし、人間と共存してきた。しかし、時代とともに妖怪はその姿を歴史の表舞台から消した。本書は、その跡を膨大な資料でたどり、本来の歴史の中に位置づけた、まったく新しい「日本史」への試みである。そこから浮かび上がるのは、まさに「天皇家」を中心とした権力闘争の壮大なドラマであった。怨みを飲んで抹殺されていった者どもの魂が、怨霊となって人間の歴史に介入する。ここに、知られざる歴史の真髄が語られる。
著;田中聡
サイズ;17.3×11×1.3cm
文庫本
警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。
著:柚月裕子
サイズ:15.3×10.7×1.7㎝
文庫本
「私」は来週21歳。ウェイトレスとバーの歌手という、2つのアルバイトをしている。「年齢こそ三つちがうが双生児のような」兄がいて、兄には、美しい妻と幼い娘、そして50代の愛人がいる…。ある朝、逃げたやどかりを捜して隣の男の子がやって来たときから、奇妙な夏の日々が始まった―。私と兄をめぐって、現実と幻想が交錯、不思議な物語が紡がれて行く。シュールな切なさと、失われた幸福感に満ちた秀作。
著:江國香織
サイズ:15.5×10.8×1.4㎝
文庫本
カバーの折れあり
テープの剥がし跡あり
一人の少年が「首屋敷」と呼ばれる薄気味悪い空屋に忍び込み、地下室で見つけた人体模型。その胸元に耳を押し当てて聞いた、幻妖と畏怖の12の物語。18回も引っ越して、盗聴を続ける男が、壁越しに聞いた優しい女の声の正体は(耳飢え)。人面瘡評論家の私に男が怯えながら見せてくれた肉体の秘密(膝)。眼、鼻、腕、脚、胃、乳房、性器。愛しい身体が恐怖の器官に変わりはじめる、ホラー・オムニバス。
著:中島らも
サイズ:15.2×10.7×1.1㎝
文庫本
外側にシミあり
家族と共にフランス・パリの郊外フォンテーヌブローに移住した著者は、18世紀の家に住み、朝市の食材の豊かさに驚嘆。高校生のデモの明快な意思表示に民主主義の本来の姿を見、ローマ法王の訃報に接し信仰の意味について考えを巡らせる。「その土地を拠点としてものが見えること、世界のからくりがわかること、が大事なのだ」。異国の客として暮らす日々の発見と、しなやかで豊かな思索のクロニクル。
著:池澤夏樹
サイズ:15.2×10.7×1.1㎝
文庫本
カバーにキズあり
間に合ってよかった…。女優の志摩子と作家の正臣。48歳と43歳の女と男が出会い、恋に落ちる。それぞれに家庭があり、名声がある。この恋が、どれほど周りの人を傷つけるのか、世間の非難を浴びるのか。わかっていながらも、無防備な子供のように愛し合うふたり。遊びの恋ならどんなに楽だろう。もうもどれない、もう一人では生きていけない。切なさが胸をうつ第19回柴田錬三郎賞受賞作品。
著:小池真理子
サイズ:15.5×10.7×2.6㎝
文庫本
生きていくことの辛さを包み込む珠玉の短編集。
理解しあえないこと。ひとと同じように生きられないこと。大切な人を失うこと。空回りする愛情…様々な生きにくさを抱えた普通の人々を描く短編集。この4編すべてがあなたのための物語です。
著:天堂荒太
サイズ:15.4×10.8×1.5㎝
文庫本
≪上巻≫島根県の岬の町に住む美花は、茂樹の異母妹である。幼い頃、岬の家に行くのが茂樹は好きだった。いつも二人は焚火を楽しんだ。父が死に、母も他界した後、茂樹は母のノートから「許すという刑罰」との謎のメモを発見する。一方、美花の家には異様な写真が一枚残されていた。「美花は本当に自分の妹だろうか」出生の秘密を探るうち、さらに強まる二人の絆。それは恐ろしいほどの疼きとなった。
≪下巻≫北海道のキャンプの夜、兄妹はついに結ばれた。その仲間もさまざまな愛に苦しんでいた。「共同体が崩れるとき、その原因は、たいてい男と女のことや」―岬の家もあるいは小さな共同体だったのか。海外赴任を前に茂樹は会社を辞し、美花と岬の家で生きる決意をする。詮索は終わりにしようと思った二人だったが…。
著:宮本輝
サイズ:15.2×10.7×1.3cm/冊
文庫本
快楽殺人の謎。連続異常殺人の陰にひそむ欲望の伏流。奇妙な微笑の少年がもたらすロワールの惨劇。この家で何があったか、誰も知らない。異常犯罪の心理に迫る鑑定医シリーズ、注目の第3弾
著:藤本ひとみ
サイズ:15.2×10.7×1.4cm
文庫本
カバーに少しヤケあり
旅先から、元国務大臣のひとり娘が姿を消した!?極秘捜査の依頼を受けた十津川警部は、前科をもつ元刑事に捜査の協力を依頼。彼女の行方を追うが、意外な過去が浮かびあがる。
著:西村京太郎
サイズ:15.4×10.7×1.2cm
文庫本
日本が未曾有の好景気に沸いていた時代、2年ごしの交際をへて広告代理店勤務の文彦と派手な結婚式をあげた永遠子。その日が人生最高の日だった。順調にスタートをきったはずの結婚生活は、バブルがはじけたことから、下降線の一途をたどる。不倫、リストラ、親の介護…。諍いと後悔にあけくれる日々から、夫婦はどう再生してゆくのか。結婚の真実を描く長編小説。
著:唯川恵
サイズ:15.4×10.7×1.8cm
文庫本
カバーに少し破れあり
京都の輸血センターで検査技師として働く有沢迪子は、上司の検査部長・阿久津恭造を愛してしまう。彼の義弟との見合いを買って出たりするうち、妻への嫉妬、阿久津への独占欲は募るばかり。泥沼を抜け出そうと、一旦は別れることを願掛けて無言詣をするが、愛は断てなかった。やがて二人の関係は彼の義弟にも知られてしまい、思いもよらぬ波瀾を呼ぶ。初めて京都を舞台に描いた記念碑的な長編。
著:渡辺淳一
サイズ:15.2×10.7×1.5cm
文庫本
私は私でありながら、私ではなかった。周囲が期待する「私」を演じてきただけ。夫の突然の死を越えて、風砂子は決意する。何かをはじめるのに遅すぎる季節はない、と。誰もが揺れながら「私」になっていくのだ、と。風砂子を中心に、さまざまな世代の女たちが織る「私」という名のタピストリィ。本当の自分を求めて生きる女たちを描く長編。
著:落合恵子
サイズ:15.2×10.7×2.1cm
文庫本
その女は謎。男を魅了する…。愛した女には愛人がいた。のっぴきならぬ男と女は、共謀して殺害計画をたてるが―。ふたりが企てた殺害計画は、思いがけない結末を迎える。裏切ったのは女なのか、それとも「わたし」なのだろうか。
著:佐藤正午
サイズ:15.2×10.7×2cm
文庫本
数百キロ離れて暮らすカップル。久しぶりに再会したふたりは、お互いの存在を確かめ合うように幸せな時間を過ごす。しかしその後には、胸の奥をえぐり取られるような悲しみが待っていた―(表題作)。16歳の年の差に悩む夫婦、禁断の恋に揺れる女性、自分が幸せになれないウエディングプランナー…。迷い、傷つきながらも恋をする女性たちを描いた、10のショートストーリー。
著:石田衣良
サイズ:15.8×10.7×1.1cm
文庫本
冴羽リョウ、通称シティーハンター依頼人の望みに100パーセントこたえる街のスイーパー。
ボディーガードから、殺しまで手広く請け負うが、依頼は美女絡みか、依頼人の本音に「心が震えた時」しか受けない。
今は亡き親友の妹、槇村香をパートナーに病んだ都会の闇に蠢く悪を撃つ!!
作:北条司
サイズ;17.7×11.5×1.3cm/冊
シミ、ヤケあり
世界初のカレーコミック「華麗なる食卓」連載のきっかけとなった「黄金の食卓」をはじめ、ヤングジャンプでのデビュー作「漆黒のレムネア」、能というテーマに挑戦した「能曲鬼切操扇狂」など、ふなつ一輝の斬新にして痛快な、過去の作品を全て網羅した珠玉の短編集!!
作:ふなつ一輝
サイズ;18.3×13×1.5cm/冊