背徳の世界に身をゆだねる52歳の作家・久我と45歳の主婦・梓。十数年ぶりに再会し、狂おしいまでに互いを求めるふたりだったが、ある日、変調は訪れた。眼の異常を訴える梓。どうなろうとも愛を貫くと宣言する久我。しかし、その顔にメスを入れることになった梓が選んだ行動は…。死の気配におののきつつも、宿命に殉じようとする男と女。著者が30年間、心に秘めた「哀切の物語」著:渡辺淳一サイズ:15.2×10.5×1.6cm文庫本カバーに少し汚れあり