ホームで見かけた夫婦らしい男女は、なぜか女ばかりが謝っている。帰りの列車で乗り合わせると今度は男ばかりが…(「勝子」)。病床の妻に頼まれて占いの本を探す夫。妻の妹に尋ねると、何やらいわくつきの本だという(「幸恵」)。さりげない日常の中から、男女の機微や人生の手触りを鮮やかに掬いあげた好短篇集。著:阿刀田高サイズ:15.2×10.7×1.3㎝文庫本少しヤケあり